27日、マレーシア外務省は、領有権問題が発生しているバツ・プテ島に関連して、シンガポール政府に対し、「12月21日にマレーシア人漁師が悪天候の中、バツ・プテ島に一時避難しようとしたところ、シンガポール当局が同漁師の避難を認めなかったことについて深い憂慮を表明する。国際司法裁判所の判断によれば、悪天候の際には、漁師がバツ・プテ島を使用しても、領有権問題にはいかなる影響も及ぼさないとされている。この観点から、マレーシア政府は、シンガポールがマレーシア人漁師やマレーシア領であるバツ・プテ島から来るマレーシア人航海者を追跡しないよう求める。」との表明を発出した。
12月21日の事件の概要は以下の通り。
ジョホール州テロッ・ラムニア(Teluk Ramunia)から2名のマレーシア人漁師が朝9時頃漁を行っていた際に、悪天候に見舞われた。強風、豪雨、高波のため、漁師達はひきかえさざるを得なくなった。しかしながら、道に迷ってしまい、バツ・プテ島へと向かった。バツ・プテ島から15メートルほどの地点にて錨をおろして、天候が回復するのを待とうとした。その後、バツ・プテ島にあるシンガポールが所有する灯台の係員がこの地域からすぐに退出するようにとの命令を出した。漁師は、錨を引き上げ、荒れる海の中、再度航行に出かけた。完全にコントロールを失い、インドネシア領ビンタン島方面に漂流した。結局、テロッ・ラムニアに戻ったのは、同日夜7時半頃であった。
‘Don’t stop fishermen seeking refuge on island’ (New Straits Times 03年12月28日)
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