2004.01.02

ウエブガイド第1回 Air Asia

 Air Asia(以下、エアーアジア)は、マレーシアの格安国内線の会社である。チケットの安売り会社ではなくて、自ら飛行機を飛ばしている。
 マレーシアと言えば、ナショナル・キャリアたるマレーシア航空が有名だが、2002年にエアーアジアが国内線を就航し始めてからは、日々存在感を増してきた。
 料金がとにかく安い。いつのフライトを利用するかによって料金が変動する。さらには、超格安のプロモーションもある。びっくりなのは、観光地で有名なペナン島まで、クアラルンプールから片道わずか9.99リンギ、日本円で300円もしないときもある(空港税等抜き)。高いときでもマレーシア航空のだいたい7割ぐらいでチケットを購入できる。
 なぜそんなに安いのか。いくつか理由があると思うが、1.ビジネスクラスを廃止して全てエコノミーとしたこと、2.機内サービスをなくした(新幹線のように売り子のスチュワーデス(注:下記参照)がカートを押してきて、乗客がそれぞれジュースなどを買うシステム)、3.チケットレス、4.自由席制などなど考えられる。
 昨年、サバ州を旅行する際に利用したときには、あまり問題は感じなかった。自由席制なので、搭乗時間前になると並ばなくてはならないので、帰りの疲れているときにはちょっと面倒には感じたが、サバ州までたかだか2時間半かそのぐらいのフライトだったので、機内サービスはいらないと言えばいらない。ちなみに、私は、ジュースを一本買っただけ。気になった点を上げるとすれば、機内サービスがないかわりに、食べ物などを持ち込みする客が結構おり、「マック臭」(注:マクドナルドのハンバーガーの臭い)が漂っていたことか。
 機内サービスなどの観点以外では、ちょっと問題がないこともない。それは、チケットの購入。購入方法は、様々あるが、マレーシア国内で発行されたクレジットカードを持っていないとオンラインペイメントや電話での支払いに応じてもらえない。私は、日本国内発行のカードしかなく不便をすることがある。以前は、ある銀行で支払いができたのだが、このところ、できなくなった様子。今日、実は、エアーアジアの予約をしたが、銀行で払おうと思ったらば、できないと言われ困ったことに。オペレーターは、旧空港のスバンが新空港のKLIA(クアラルンプール国際空港)のカウンターで買えると言っていたが、どちらも遠い。いろいろとエアーアジアのHPを調べたところ、いくつか正規代理店が見つかった。プロモーションレートの適用が代理店でもあるのかどうか、不安に思いつつも、ツインタワー近くのマレーシア観光情報センター内にオフィスを構える旅行代理店に行き、予約をしたらば、問題なくプロモーションレートでランカウイ往復130リンギ程度。安い。チケットレスなので、予約番号だけをもらう。が、ちょっと予約に苦労した。オペレータも空港だけではなくて、街の代理店も教えるぐらいの気を利かせて欲しいものだ。
 後は、知り合いの話では、エアーアジアはマレーシア航空と比べて遅れる確率が高いとか。何度も乗って全く問題ない人もいるので、実際どうだかは分かりません。
 一方、マレーシア航空はだめかというとそういうことはない。やっぱり、サービスは安定しているし、ほとんど大きな事故を起こしていないという安心もあるし、チケットは街のどこでも買える。ノースウエストのマイレージも片道500マイルたまるなどのメリットは大きい。人から相談を受けると、仕事にはマレーシア航空、遊びにはエアーアジアが良いのでは、と言うことにしている。
 日本からの旅行者は使えるのかどうか不明。現金や現地発行のクレジットカードで支払うとなると、普通は無理。なので、マレーシアに来てからフライトを予約するというスタイルの人は選択肢になると思う。

*注:マレーシアでは、普通にスチュワーデス(或いはスチュワード)という言葉を使う。日本語の客室乗務員に当たる言葉はマイナーなような気がする。機内放送では、cabin crewとかを使うことが普通の様子だが、一般の会話では、マレー語・英語とも「○○ちゃんは、マレーシア航空のスチュワーデスだって」と使うのが普通。新聞でも、歌手などの経歴で元スチュワーデス、と書くことは問題ない(むしろステータス?)。そのため、ここでは、マレーシアという文脈でなじみ深いスチュワーデスという言葉を使用。性差別などの意図は全くありません。ちなみに、マレー語では、乗務員を一般的に示す場合には、anak-anak kapalとうまい言葉が当てられている。空港の乗務員用のレーンでそういう表示が出ている。やっぱり、マレーシアでは、ちょっと業務用的な響き。

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